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音楽を違った角度から見てみる 第二回 和音



   ||   同じ

上の絵(マウスで拡大)の3本の線は「ラ ド# ミ」。コードネームは「A」。前回書いた「耳の鼓膜がへっこむところ」と「出っ張るところ」がグラフになっている。 緑が基音*1 *2「ラ」。 ピンクは「ド#」の音。 水色は「ミ」の音。 この三つの音を一緒に鳴らすとメジャーコードという和音になる。

凡例に書いてある分数は周波数が基音の何倍かを表す。メジャーコードの周波数比は1 : 5/4 : 3/2の比率になっている。

この中で、線と線が交わるところに白矢印を書いた。基音と交わる頻度を数えると、ピンクが4周期に1回、水色が2周期に1回。頻繁に交わる音を一緒に鳴らすと心地よい(調和のとれた)和音になる。

Adimとかマニアックな和音になるほど交わる頻度が少なく、Aの様に良く使う和音ほど多くなる。
「Cm7,Dm7,Em7」「Adim,Bdim,Cdim」など、後ろに同じ記号が付く和音は交わる回数が同じになる*3

ちなみに、短調の和音*4になると、ピンクの線だけ基音の6/5の周波数に変わる。(ラ ド ミ)*5



さて、この説明の中で「第一回 音階」の周波数表との間に大きな矛盾がある事に気づいたでしょうか?
次回はこの矛盾を解決?していきます。

*1:トニックとも、ルート音とも、ベース音とも言う

*2:バンドだとベーシストが一番弾く頻度の多い音

*3:同じ周期あたりの交わる回数

*4:マイナーコード

*5:#が無くなった